水は消費活動や産業、農業の両方にとっても重要な資源です。現在、経済の拡大に伴い水の需要が増加しており、水不足や水質汚染が起こっています。そのため、様々な事業団体は、事業運営において、環境や社会並びにリスク管理に対応し、技術開発を進め、水資源の有効的な管理、改善向上に努め、責任を果たさなければなりません。
インターハイド株式会社(IHL)は、水の管理の重要性を認識した業界をリードする企業です。その結果、継続的かつ広範囲な環境管理を優先事項として実施しています。その実行活動としては、水の効率を最大化し、水の消費量を減らし、再生水を効果的に利用することを重点課題として、活動しています。さらに、IHLは水に対する意識をさらに深め、法的指針に従い実行計画を運用しています。当社は、環境管理責任とリスク管理を事業運営と合致させることを約束します。
インターハイズ株式会社は、生産プロセスで使用された水を処理して再利用するための水リサイクルプロジェクトの研究を進め、開発しました。この取り組みは、「削減、再利用、リサイクル(3R)」の原則に基づいて水を管理することにより、効率的な水資源利用を支援することが目的でした。この研究開発は、持続可能な水管理を促進するための努力として非常に価値の高い結果を得ています。
当社は環境方針採択と計画を実践することで、排水の放出を監視し管理しています。これは、1992年(B.E.2535)の国家環境品質促進及び保護法などの法的規制に従い、処理された排水が常に基準品質基準を満たすことを遵守しています。排水処理中には、pH、温度、化学的酸素要求量(COD)、生物学的酸素要求量(BOD)、全懸濁固形物(TSS)、油、重金属(三価クロム[Crr3+]および六価クロム(Cr6+)などのパラメータがチェックされます。また、CODオンラインシステムによって日々の品質評価が行われ、産業省(DIW)に報告されると同時に、改善を持続的に実現するために社内にも展開をしています。
水および排水管理の項目としては、水質汚染を制御するためにさまざまな対策が実施されています。これには、多面的な戦略の立案、緊急時計画の実施、および排水の品質の維持が含まれます。活性汚泥(AS)システムは、一般的に排水処理に使用されます。処理された排水は放出される前に、法定基準を満たした状態で再利用または自然水域に放出されます。また、品質基準は定期的に更新され、2018年の動物の皮なめし、染色、仕上げ工場からの排水基準に関する産業省の公報など、関連する規制と合致させています。
当社は、廃棄物の管理を法的要件に則した枠組みの中で、政策、目標、継続的なモニタリングの各々の項目に焦点を当てて実施しています。当社はトレンドを分析し、廃棄物処理技術の向上を目指して廃棄物管理手法のデータベースを作成しています。さらに、当社はリサイクルや廃棄物管理を活用したビジネスのチャンスを探求しています。
当社は、オフィスでの廃棄物の分別処理を重視しています。一般のごみ箱やリサイクルのごみ箱等の異なる種類の廃棄物を分別するためのごみ箱を用意しています。さらに、廃棄物削減、再利用の促進、埋立地への廃棄物の最小化に関して従業員の意識を高めるために、勉強会や情報共有が行われています
現在、当社は生産1トン当たりに対する埋立地への廃棄物を大幅に削減することを達成しています。有害廃棄物については、2020年のベースライン量に比べて99.9%、非有害廃棄物については98.6%の削減率です。
現在、当社は製造プロセスからの塩の残渣を利用して濃縮された食塩水を製造し、さまざまな事業部門で使用しています。
インターグリーン株式会社は、タイプ106工場ライセンスの規定に従って、工業生産対応方式で、工業廃棄物副産物または新製品を生産する工場を運営しています。同社の目標は、廃棄物を製造に使用可能な原料に変換し、『埋立地への廃棄物ゼロ化』の目標方針に沿ったものです
最終的な排水処理段階(沈殿浄化処理)での沈殿物を利用し、コンクリートブロックの原料として製造し、工場内での建設および修理に活用しています。この対応は、持続可能な対応にも合致するものです。
原材料輸送からのパレット廃材や使用済みパレットを修理して工場内で再利用する(再利用)ことは、現在、埋立地への廃棄物処分を削減し、埋立地への廃棄物ゼロ化達成目標に合致します。埋立地への廃棄物処分を最小限に抑えるために有害廃棄物と非有害廃棄物の物量は見直す必要があります。
当社は、塩などの製造工程から発生する廃棄物を利用しています。なめしプロセスから塩のスクラップを取り出し、革から分離し、濃縮塩水 (10 ボーメ) を生成します。この塩水は工業分野で使用されます。現在、1 日あたり平均 20 リットルの塩水を生産していますが、2023 年までに生産量を 1 日あたり 100 リットルに増やす計画です。
当社は、環境管理に並行して廃棄物管理方法の改善を重点課題として、環境の向上に努めています。この結果、工場からの有害廃棄物と非有害廃棄物の両方を統制することが出来ています。さらに、産業廃棄物の再利用方法を開発し、その再利用方法を研究することで、100%の再利用率を達成しました
インターハイドは、生産工程で発生した廃棄物を追跡し記録しています。当社は原材料の種類に従って廃棄物アイテムを分類し、記録しています。この効率的な管理手法により、当社は廃棄物を効率的に分類し、各種廃棄物をしかるべき用途に従って効率的に取り扱う事が出来る様になっています。